ガラパゴスに陥った10年

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インターネットと関わった25年

アナログ接続から、インターネットを初めて25年。
関西セルラーホンの携帯電話を18万円出して購入し、電話代が4−5万円、インターネット代が5−6万円という時代に始まり、25年たった今、iPhoneXを約16万円で契約し、ipad Pro は約22万円、ネット回線の使用料は自宅・サーバー利用料諸々で毎月5−6万円・・・
これまでの歴史上、情報端末にいかなる革命があったとしても、どんな大手企業の偉いさんや世界長者番付に名を連ねるビリオネアが革命や革新を行い続けていたとしても、僕の懐具合は、25年前のドギマギしたリスクヘッジと何も変わっていない。

夢や希望を現実にしていった世界中のCEOが口を揃えて言う3つのルールがある。

  1. 情熱を持て
  2. 行動に移せ
  3. 未来を信じろ

心躍る素敵な言葉で、誰の原動力にもなる。しかしながら、今、思うと、この3つのルールこそが、外部からの適応性を迫られ、生存能力の高い種として入り込み、淘汰された結果、世界長者のビリオネアたちに最適化されてしまった(笑
携帯端末なんて1万円ぐらいになると思ったし、数々の新規サービスに加入し恩恵を受け続けることで電話料金やインターネット代金は無料になると信じた。
25年前というとホームページの制作費が350万円ぐらい必要で、営業車1台買えることと比較して悩んだ末、トータルで120万円ぐらいかけて自作PCとWindows95とホームページ・ビルダーを買った(笑
海外のポルノサイトを参考にJavaScriptを覚え、1年かけずにホームページを制作し、ジュエリー通販サイトを開設。電話応対によるクレジットカード決済を導入して、通信販売を開始。NECが運営していたBIGLOBEやNiftyの検索インデックスに登録して初めて四国から注文が入った。
感激のあまり、大赤字で商品を発送したことを思い出す(笑

インターネットに触れて25年、ウェブ関係の事業をはじめて10年、信じた未来が実現していない今、ガラパゴスから脱却する備忘録として、以下に書き残す。

ガラパゴスに陥った10年

ウェブは儲かる。手の上に乗らない無形財産は収益率が高い。無限に収益化できる。
こんな市場を錯覚して情熱を持ち、行動に移した。
自作PCはWindows2000を最後にLinuxサーバー機へと移行し、オンラインゲームに時間を費やすことを恐れメインPCはApplecomputerのMacBookへ。制作ソフトも全て移行していった。
今ではMacBookProとeGPUとAdobeのソフトウェア群と味気ないターミナルだけで仕事をこなす。
ウェブのディレクションが半分、コンサル的なことが半分で、睡眠時間が睡魔に襲われる都度1〜3時間仮眠する毎日。
志を見つけることはできたが、巨万の富すら築けていない(笑
小さくまとめると、ハードはApple、DELL、YAMAHA(Steinberg)、TOSCAM、SONY、ソフトはAdobe、Apple、サービスはGoogleやTwitterやFaceBook、マーケティングも同様。
機材はNIKON、FujiFilm、DJI、WONDLAN、Tiffen、Manfrotto、Lowepro、Elinchrom、PHOTOFLEX、Godox、PeakDesign。
日本製へのこだわりが人一倍強いはずが、カメラと一部の音響製品以外は、外国製。
みたまんまなので、このあたりを深堀りするのは避けて、必要だと思う帰来についてまとめる。

取り戻すべき損失

ハード、ソフト、サービス、さらにマーケティング。
自力で排除していける順位でいうと、マーケティング、マーケティング、サービスと少しだけハード。
これぐらいしか補填できない。

でも、マーケティングについては多くの企業が大きな損失を出していることを早く公表した方がいい。
SNSや動画配信コンテンツに垂れ流す広告が、アクティビティ(活動)やコンバージョン(成果)に至るまで公表値を遥かに下回り、昔よく耳にした費用対効果は善くて3%とかそんな次元じゃないかと思う。3年ぐらいの集計でいうと1年で挫折する企業が9割、店舗収益などが下支えして継続できる企業が1割り程度で、挫折と下支えが莫大な富を・・・いかん、深入りしてしまう(笑
とにかく未来を信じようとする力が誤った希望的観測を生み、この国は家臣の台所事情までむしばまれている。
※国策で家臣を守って欲しい。

やるべきこと

【サイバーインテリジェンス】
日本人にしかできないことがある。
これまで使い込んだ外国製品や外国語圏のマーケティングやサービスを何食わぬ顔で日本人化する!
そのついでに、日本の趣きを取り入れ細部まで磨き上げ、日本人同士で褒め称える。
外国と交流を持ちたい衝動は、1つのカテゴリーとして分ける。世界は行きたい時にだけかじる。

日本人は内政にかなり厳しい目を向けるけど、日本の政策も今年からようやくIT促進やIT導入へ国家が予算をさき、IT革命をはじめようとしている。
たしか発表では3年で3,600億円。年間1,200億円ペースで支出していくらしい。
リスクマネーへの投資が世界一苦手な日本政府がようやく重い腰を上げることになった。
この数字だけを見ると、10年前、日本航空(JAL)が経営破綻した時に注ぎ込んだ公的資金とほぼ同額で、一社を建て直すだけの公的資金でIT革命が起こるはずがない!と近所の小学生でも気付ける数字なんだけど、3年前から様子を見ている僕からすると、夏休みの工作に学年全体で500円しか予算がなく、30人8クラスとして1人2円しか使えなかった工作費が、毎年1,200円ということで、1人5円も使える!
愕然とする数字にも思えるが、ここでこそ世界中のビリオネアの3つのルールを活かし、情熱を持って、行動に移し、未来を信じたいと思う。
今後は、規制や補助が得られる政府の指針に中小零細企業が足並みを揃えることで、適正なIT革命が行われる可能性が高い。

何をすればいいのか?

5円を握りしめて、御縁があるように情熱を持って、神社に向かい、未来を信じてお参りをする!ではなく、地の利を活かし、国内の需要は国内でまかない、昔のように世界中から高価な日本製品を是が非でも欲しいと思える状態にしないといけない。
それには、日本語化・日本人化という逆アセンブリしか残されていない気がする・・・

天下人、織田信長に「天下一強い」と云わしめた戦国武将武田信玄は、我、人を使うにあらず。その業を使うにあり。と言い残した。自国の革命児たちに、厳しい規則や規制を設ける見せしめではなく、信頼を与えることで革命を成功させてほしい。
5円の賽銭を握りしめ、家臣の中から武田信玄が現れることを願う。

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